「実験室処方を如何に早く現場で安全に、且つ求められた品質で生産できる処方へと作り上げるか」。これを達成するために、現場作業に慣れていない時は、数ヶ月間「現場で実際に自分も作業→実験室で分析」といったことを繰り返していました。その当時は「実験室で実験がしたい」とよく思っていましたが、現場でのKY(危険予知)を想定しながら初期から検討できるようになった為、今では間違いなくその時の経験が生かされていると自信をもって言えます。そんな私の他に、第1グループには初期検討、工業化検討、現場作業、分析の各スペシャリストが在籍し、皆で競い合い、ときには助け合いながら切磋琢磨しています。



私は半導体を製造するのに必要なフォトレジスト材料を開発する部署に所属しています。私たちの部署の仕事は金属が大敵で、ほとんどの製品の金属を100ppb以下に抑えなければいけません。100ppbと聞いてピンとくるでしょうか?例えば100kgの製品を作るとすれば10ミリグラム、実験室で100gのサンプルを作るときは10マイクログラム(!)に相当します。わずかな金属が入っただけで品質不良となる非常に神経を使う仕事ですが、それだけにやりがいもあります。いかに金属を入れないか、入ってしまったらどのようにして取り除くかを考えて、毎日仕事をしています。また、私たち技術開発部は、ラボでの製品の開発から現場での製品の立ち上げまで携わります。常に現場で生産することを考えて製品を開発しなければならず、そういった点も非常にやりがいを感じています。






私の所属している部署は有機合成や高分子合成、あるいは無機材料開発を幅広い分野で行なっており、実験室でもいろいろな話題が飛び交っています。多くのことが学べるので、とても興味深いです。大学の研究と違うところはラボ検討の時から工場での生産のことを考えて行っていることです。そのため実験のスケールも様々で、入社当初は実験の進め方や、測定方法、工場の設備などわからないことがたくさんありましたが、その都度、先輩方が一つ一つ丁寧に教えてくださいました。先輩方はとても親切で、今でも困っているとすぐに手を差し伸べてくださいますので、とても心強いです。今は早く先輩に追いついて、会社に貢献することが目標です。